タグ別アーカイブ: 子供時代の話

母とおはぎ

これは私が小学生の時のお話です。

両親が別居をしており、私と姉は物心をついたころから母親の女手一つで育てられました。
大阪市内の狭い文化住宅が私達親子3人の住まいでした。

時々別居している父親のワンルームマンションに、下着類や母の手作り総菜などを持って行き来するのは私の役目でした。
なぜ父親が別居していたのか、改まって聞いたことはありませんが、設備屋の自営業をしていた父親の仕事が不安定だったことが、その原因になっていたように思います。

家にお金を入れられない

父親としてこれ以上不甲斐ないことはありません。
父親として、男としての矜持を保つには、別居という選択枝しか思い浮かばなかったのかもしれません。

女手一つで私達育ち盛りの2人の子供を育てる。
そのために母は日に2つの仕事をこなさなければなりませんでした。 続きを読む 母とおはぎ

友情に報いると言うこと

今日は、私の「一生消えない心の傷」の話です。
「周りの人の為に」自分ができる範囲のことをやらなかった・・・その後悔話です。

中学に入学し、1ヶ月も経たないうちに私は転校することになります。
私の親父は建築現場の空調関連の仕事をやっていました。
親父がその頃手がけていたマンションのオーナーから、「完成したら住んでくれないか、家賃は少し勉強するから」と持ちかけられたようです。

空調から電気配線に詳しい親父なら、何かあった時助けてもらえる・・・
そんな打算もあったんだと思います。

ウナギの寝床のような長屋アパートから新築の豪華マンションへ

我が家はその話に飛びつきました。 続きを読む 友情に報いると言うこと