カテゴリー別アーカイブ: 読書の思い出

今までたくさんの本を読んできました。
未だに忘れることのできない読書体験や思い出を、少しでも皆さんに共有していただけたらと、思い出しながら書いてみました。

「司馬遼太郎の世界」を旅する

ご多分に漏れず「司馬遼太郎」さんは大好きな作家の一人です。
おそらく私のようなファンは全国に山ほどおられることと思います。

なぜこれほどまでに人気を博し、また愛して止まないファンが途切れることなく続くのか。

司馬遼太郎さんの本を読んだ方なら全員わかると思います。
彼のファンに共通して言えるのは、

  • 「司馬史観」と言われる独特の歴史観に触れたいと思う気持ち
  • 基本的にノンフィクションなので、物語を読み進めながらその時代の理解を深めることができる優越感
  • 卓越した人物描画、人情機微表現の筆力の力強さに触れることができる幸福感

司馬遼太郎さんを愛読する他の方々にいちいち聞いたわけではありませんが、多かれ少なかれ以上のような思いを持ちながら読まれているのではないかと思います。 続きを読む 「司馬遼太郎の世界」を旅する

浅田次郎さんの作品について

今、浅田次郎さんの「中原の虹」を読んでいます。
第42回(2008年)吉川英治文学賞受賞作品です。
同著者の「中国歴史ものシリーズ」である「蒼穹の昴」の続編です。

家族と年末年始を過ごしに海外から帰国してきました。
帰りの飛行機中の制約ある時間の中で、ずっと浅田ワールドに触れながら、幸せで有意義な時間を過ごすことができました。

中国清朝を描いた話でお勧めできる作品は、司馬遼太郎さんの「韃靼疾風録」です。

ハードカバーの大きな本を古本屋さんで見つけ、あまりの面白さに一気に読み切ってしまった記憶があります。
中国が列強に蹂躙される清朝末期は、日本の幕末の動乱と同じで小説の題材に事欠かない時代のようです。
面白い本がたくさんあるかと思いますが、私が今まで読んできた本の中では「韃靼疾風録」を超える小説に巡り会うことはありませんでした。 続きを読む 浅田次郎さんの作品について

小学校時代に読んだ一番記憶に残る本

昨日は、私が本に夢中になるきっかけとなった物語のご紹介をさせていただきました。

今日はその続きです。
小学校の時に読んだ本で、未だに覚えている話ってそうそう無いかと思います。
これからご紹介する本は、今だにはっきりと、本の中に出て来た挿絵の図案まで覚えています。
そして、読み終わった後、あまりの面白さに痺れてしまい「放心状態」になるくらいの「読後感」まで記憶しています。

このブログを立ち上げてから、最初の稿で何となく小学校時代に読んだ本のご紹介になっております。
今、目をつぶって思い返しても、あの爽やかな「読後感」がかすかに蘇ってきます。
それだけ私にとって衝撃的な本でした。 続きを読む 小学校時代に読んだ一番記憶に残る本

私を「本好き」にしてくれた貴重な本

さて、記念すべき第一稿目です。

ブログとは長らくつきあってきましたが、やはり最初の書き出しはいつも緊張します。
しかし「緊張する」といっても、やっていることは、大海原に石ころを「ぽつん」と投げ込むようなもの。
あまり気負わず、肩の力を抜いて書いていきたいと思います。

タイトルの割には泥臭い内容になるかと思いますが、ご容赦ください。

最初ですので、私が「本好き」になったきっかけの本をご紹介します。 続きを読む 私を「本好き」にしてくれた貴重な本