隼 庸生 のすべての投稿

隼 庸生 について

家族と小説をこよなく愛するアラフィフ親父です。 好きな作家の読みたい本の読後感想や、日々私達の周りで起きる時事問題、およそ小説のネタになりそうな事象から、思うことを書き連ねていきたいと思います。

娘の「学生最後の日」に想うこと

今日は娘の大学の卒業式です。
私は今ベトナムにいるので、娘の晴れ姿を直に見ることはできません。
できることならせめて写真でも、とLINEで写真を送ってもらおうと思ったら、既に嫁が先回りするように娘の写真を送ってくれていました。

大学の正門の前で卒業記念証書を持ち、にっこり笑っている写真。
仕事中だったので、そっとiPadを持って喫煙スペースへ行き、娘の笑顔を見つめていました。
ちょっと嫁の面影が濃くなってきたかな・・・そう思うと急に涙が溢れてきました。

と、急に今まで娘と過ごした時間や思い出が沸き上がってきました。 続きを読む 娘の「学生最後の日」に想うこと

自分の「ライフワーク」を持つということ

売れる人気作家には必ず「哲学」を感じます。
他の追随を許さない明確な思想に魅力を感じ、ついその作家の小説を手に取ることになります。

単純に哲学とか思想などというものは、一長一短で身につくものではありません。
社会人経験で試行錯誤を繰り返しながら自然と身につく「知恵」が積み重なり、そこから「行動規範」が生まれ、続けて行くうちに腑に落ちて「哲学」にまで昇華されていきます。 続きを読む 自分の「ライフワーク」を持つということ

中島京子さんの「小さいおうち」を読んで

直木賞作家の小説を最近読むようになってきました。
今までになかった本の選び方です。

もちろん中島京子さんのことも、失礼ながら知りませんでした。
でも「小さいおうち」は家族で「永遠の0」を映画館に見に行ったとき、近日公開作品としてポスターが通路壁面に張り出してあるのを見て、初めて作品の存在を知りました。

昭和10年頃から終戦、そして戦後少し・・のお話。
戦前の軍国主義が背後から忍び寄っていた時代。
徐々に不穏な空気が色を濃くしていったその過渡期。
しかし、そんな時代の中で東北から出て来た15歳の少女タキが、富裕層の邸宅の女中として持ち前の生真面目さと明るさで力強く生きていく日常を綴ったお話です。 続きを読む 中島京子さんの「小さいおうち」を読んで

このブログで私がやろうとしていること

2007年からずっと私はブログを書いてきました。

  • SEO(ネット検索効率を上げる為の対策)に関するブログ(個人ブログ)
  • 結婚披露宴の演出に関するブログ(個人ブログ)
  • ベトナムでの不動産仲介業務に関するブログ(企業ブログ)

全くジャンルの違うブログです。
全てに共通していることは、

「実際経験したこと、仕事としてたずさわってきたことから感じたり分かったりしたこと」

を書いてきた、と言うことです
そりゃそうです、経験したことしか相手の心に響くブログなど書けません。
仕事をこなしながら、日々目にしたこと、耳に入ってきたことなら細かく書けますし、細かく正確な情報しか読者を引きつけることは出来ません。

しかしまあ・・・
書いている時は楽しいものです。
これは実際書いた者しか分からない事かも知れません。 続きを読む このブログで私がやろうとしていること

アメリカに住む姉を想う

私には3歳年の離れた姉がいます。
アメリカ人と結婚し、アメリカの西海岸に渡りました。
子供が二人います。
が、離婚をし現在シングルマザーとなり、そのまま西海岸で生活をしています。

アメリカという国はお金持ちでないと、生きるに本当に厳しい国です。
今、私は東南アジアで仕事をしていますが、東南アジアにも「にわか金持ち」がたくさん生まれています。
日本車を乗り回したり、日本食レストランを経営したり。
しかしお金持ちになった歴史が未だ浅いので、やっていることが「背伸びをしてお金持ちのふりをしている」レベルです。 続きを読む アメリカに住む姉を想う

小池真理子さんの「恋」を読んで

小池真理子さんの作品は今まで一度も読んだことがありませんでした。
作家を目指す人にとって、「心臓破りの丘」である直木賞。
物書きを目指すようになって、急に直木賞受賞作品に触れてみたくなるのは自然の流れでしょうか。

「直木賞ってどれ位のレベルなんだろう」

直木賞などと恐れ多い、そのレベルを語るに10年は早い私ですが・・・
ちょうどそんなことを考えていた時に、たまたま知ったのが小池真理子さんの「恋」でした。 続きを読む 小池真理子さんの「恋」を読んで

ベトナム人スタッフの父親の死に触れて

私のスタッフのお父さんが亡くなりました。
週末土曜日の朝、スタッフから電話があり、

「お父さん、死んだ。3日ほど休ませて下さい」

スタッフは28歳のベトナム人女性。
会社一の働き者で、私の会社を支えてくれる才女です。
私は今、ベトナムに単身赴任しています。

そのスタッフのお父さんとは以前一度お会いしたことがあります。
ベトナムは旧正月が実際のお正月。
韓国や中国と同じです。
日本の正月から1ヶ月ほどズレて、大体2月頭から長い休暇がやってきます。

昔私がベトナムに来て間が無いとき、旧正月中にそのスタッフから電話を受けました。

「正月何をしていますか?」 続きを読む ベトナム人スタッフの父親の死に触れて

自分の文章を磨くということ

日本に帰国した際、イオンモールの中にある大きな書店で、次の新書を見つけました。

  • 【作家名】辰濃和夫さん
  • 【生年月日】1930年(昭和5年)1月
  • 【ご紹介本】「文章のみがき方」
  • 【出版社】岩波新書
  • 【作家の経歴】
    ・朝日新聞ジャーナリスト(天声人語作者)
    ・朝日カルチャーセンター社長
    ・日本エッセイスト・クラブ理事長

私は今まで好きな本を乱読してきましたが、一冊も「文章の書き方」という教則本的な本を読んだことがありません。
文章を書く機会は結構ありましたが、全て「我流」で通してきました。 続きを読む 自分の文章を磨くということ

曽野綾子著「人間にとって成熟とは何か」を読んで

曽野綾子さんという作家は、以前から気になる作家でした。
今まで「週刊ポスト」や「新潮45」、また「産経新聞」などで曽野綾子さんの文章に触れたことがあります。
具体的な細かい内容は覚えていませんが、

「ズバリと問題の本質を突くタフな論客」

そんなイメージを持っています。
1931年(昭和6年)生まれでクリスチャン作家という、外見からは想像できない「論評の力強さ」を感じた記憶があります。 続きを読む 曽野綾子著「人間にとって成熟とは何か」を読んで

2014年を迎えて「今年の抱負」

明けましておめでとうございます。
2014年が始まりました。
といっても今日は三が日後の4日。

「毎日更新する」

と宣言して初めたこのブログも、年末年始の一大イベントを迎えて挫折しております。
なかなか前途多難な幕開けです。

「小説家」になりたいと意を決してこのブログを立ち上げました。
「小説家」になるまで続けますと豪語しながら。 続きを読む 2014年を迎えて「今年の抱負」