なぜ「小説家」を目指すのか

「小説家になりたい」
その思いでこのブログを開設しました。

「どうして小説家になりたいのか」

今日は、私が小説家を目指す動機について書きたいと思います。
まだ、ほとんど皆様の目に触れる事の無いブログです。
だーれも見ていないから書ける話です(笑)

私は今まで数多くの仕事をしてきました。
ということは、一つの企業に長く所属し、役職をステップアップし、部下の育成に心血を注ぎ、会社の為に滅私奉公し、割の良い退職金を貰い、後は悠々自適の生活に入る・・・
そんな人生とは真逆の、せわしないサラリーマン人生を歩んできたことになります。

私の親戚は都市銀行を勤め上げ、今は退職金で一戸建てを購入し、悠々自適の生活をしています。
長く大企業を勤め上げることが如何に大変なことか・・・
サラリーマン生活をしてきた私には身にしみて分かります。

その過程で、辛すぎて、逃げ出したのが私ですから。
転職が続き、収入が不安定になり、家族に迷惑をかけ続けてきたのは、全て私の不徳、踏ん張りの利かない私の性格が生み出した迷惑以外にありません。

  • 部下をしっかり掌握する
  • 直属の上司に気持ちよく動いて貰う

勤め人として、この二つが出来ないと、受注したお客様にも迷惑をかけることになります。
チームで動くのが会社営業です。
「社内営業」は勤め人には必須項目です。
しかし、100人の部下がいれば100通りの考え方があります。
万人受けする上司など、あり得ません。

中間管理職の悲哀

みんなここに挫けずに、逃げずに、精一杯働いて企業人生を全うし、結果家族を守っているんですね。
私には出来ませんでした。

今の私の仕事は、会社の代表として東南アジアで業務拡大の使命を負い、家族と離ればなれになりながら、日々走り回っています。
日本国内よりも、海外市場に活路を見いだす為に社命で赴任しています。
しかし、

「いかなる職業でも自分が支配するかぎり愉快であり、服従するかぎり不愉快である。」

アランの「幸福論」に書かれています。
その通りだと思います。
だとすれば、会社の指示で動いている今の私は、決して愉快ではありません。

ただ、もっと不愉快なことは・・・
会社と関係ない、我々にはどうすることもできない事象で、営業成績が左右されてしまうということなんです。
これ以上のストレスはありません。

  • 景気の波に翻弄される状態
  • 周りの状況が良くならないと売上が上がらない仕組み
  • 親会社の「胸三寸」で好転も暗転も決まってしまう関係

自力で開拓する気持があっても、他力で冷水をぶっかけられる状態が、なんとも歯がゆい訳なんです。
どれだけ自信があっても、自分と関係無いところで勝敗が決まってしまうやるせなさ・・・
もう、こんな境遇で仕事をしたいとは思わなくなってきました。

景気の波に翻弄されて、売り上げが上がらず、結果収入が少なくなった場合、家族になんと言って弁解するのか。

「お父さんは頑張ったんだけど、景気が悪いから大学は諦めてくれ」

そんなことが言える訳がありません。
地を這ってでも、泥水をすすっても、子供には学業を気の済むまで修めて貰いたい。

私の母親は、私を大学まで行かせるために朝のビルの清掃から、帰ってから昼はフル勤務の企業に勤めて、学費を捻出してくれました。

毎朝早朝、ビルの清掃に行く母親の後ろ姿・・・
「辛い」とか「しんどい」とか一言も母の口から聞いたことがありません。
が、相当厳しい毎日だったと思います。

黙って大学まで、しかも私の出来が悪くて私立の大学まで行かせてもらいました。

ですので、私の子供に「ちょっと待って」は絶対言えないんです。

不安定な社会に合わせて、私の収入も不安定で仕方が無いなどと諦めることは出来ませんし、そんな環境に身を置いて仕事などしたくはありません。
では、どうするのか・・・

  • 景気にも左右されない仕事
  • 親会社の方針や業界の競合他社の影響も受けない仕事
  • 為替の動きや吸収合併にも全く左右されない仕事

「そんな世界で仕事をしたい」と強く思うようになってきました。
家族を守るには、他力本願では不安定です。
自分の力だけで勝敗が決する世界で戦いたい。
言い訳の出来ない世界です。

この考えの延長線上に「作家」という職業が浮かんできました。
今まで何度も浮かんでは消え、また浮かんでは消えていった理想の職なのですが。

「作家」にも競合があるかと思います。
出版社の力加減で、仕事が来たり来なかったり、あるかもしれません。
しかし、

万人の胸を打つ、心に響く物語を書くことができれば

出版社など関係なく、仕事は入ってくると考えています。
間違っているでしょうか・・・

物語の書き手と読者の間に煩わしい業者が入り込むのが嫌であれば、自分で出版すれば良いだけのこと。
今は簡単にできるようになりましたね。
作家としての立ち位置は、自分で決めれば良いと楽観しています。

直接読者の心に剛速球を投げ込める仕事。

  • 人の温かい思いやりや、裏切り
  • 親を思う子供の気持ち、無償の愛で子供を支える親の気持ち
  • 夢を叶えたいと願う想い、挫折の憂き目に遭う辛さ
  • 路頭に迷う弱い人達を思いやる気持、助けて貰った行為に対し報いようとする信念

どんな人でも、人生を深く考えさせられる「Story」を求める気持は必ず持ち合わせているはずです。
世知辛い今の世の中で、心温まる物語を求める人々は必ずいると思います。

サラリーマン生活が長い分、私はまず「小説家の仕事の形」から興味を持ち始めました。
そして、私が今まで数々の感動を味わった物語を提供できる側に立って仕事ができれば、なんと素晴らしいことだろう・・・
こんな考えを持って、今このサイトに投稿しています。

「何が正しくて、何が間違っているのか」

語り手の「良心・考え方」が問われる作家の仕事。
その「良心・考え方」がそのまま商品となる仕事。
結果迷っている方々に対し、ほんのちょっとかもしれませんが、解決の糸口を紹介できる可能性のある仕事。

「人の為になる仕事をしてお給料をもらう」

私が描きたい物語を書いて、世に問い、賛同していただけるファンが出来、本が売れ、お給料の額が決まる。
歩合の世界で生きてきた私とすれば、我が力に応じて報酬が決まる仕事は、望むところです。

不動産の販売もしてきました。
大手高炉の鋼材販売もしてきました。
また、金融商品の勧誘営業もしてきました。

どれも景気や関連企業の動向に影響される仕事ばかりです。

人は景気に関係無く、本は読みます。
お気に入りの作家の「良心・考え方」に触れ、感動を求めたいと思う人がたくさんいます。
活字を求める気持は、いつの時代も不滅です。

活字を通して、私の書く物語が受け入れられれば、こんな幸せなことはありません。

万人受けなど目指せません。
しかし一部の方でも良いんです。
描く「物語」に対し、理解していただける幸せは、何物にも変えられません。
そして、物語を描いて家族を養っていければ、これほど本望なことはありません。

おそらくこれから10年は修行を続けないと無理だと思います。
そんな甘い世界では無いことくらいは、なんとなく分かっていますので。
「遅咲きの春」を迎えることはできるでしょうか。

全て私次第だと思います。

ブレずに目指し続けたいと思います。


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