ゲームにハマる妻の話

私はゲームが嫌いです。
今までほとんどしたことがなく、ずっと避けてきています。
なんと言いますか、ゲームに熟達したのちに何が待っているのか、全く見えないからですね。
私にとって単なる時間の無駄使いでしかありません。

ゲームというものを一番最初に目にしたのは、昔小学校時代に銭湯にあったピンボールです。
女湯の母と姉を待つ間、何度か親父にせがんでやったことがあります。

左右のボタンを押すとレバーが上下し、金属のボールをはじき返しながら点数を上げていくという単純なゲームです。
ちょっと台を揺らすと、すぐ「ティルト」という表示になり、レバーが効かなくなり、ゲームオーバーになってしまいます。

その後スターウォーズと共にインベーダーゲームが喫茶店に入ってきました。
1970年代だったでしょうか。
まだ小さかったこともあり、遊ぶお金もなかったので、熟練のお兄ちゃんのスゴ技を感心しながら眺めていたのを思い出します。

今はスマホで手軽にゲームができる時代です。
ご多分に漏れず我が家も大流行しています。

先日我が妻が携帯を息子のお下がりからiPhoneに乗り換えました。
目新しいiPhoneを手に取り、妻が一言、

「ポコパン早っ!」

ゲームアプリのレスポンスの早さに驚いています。
気がついたらLINEゲームの「ポコパン」に熱中しています。
寝る時、今まで必ず読書をしていた妻も、最近はポコパンです。

「妻よおまえもか・・・」

先日、会社の休憩室で一服していると、他の会社の若者サラリーマンが、スマホを見せ合いながら話をしていました。

「やっとトーナメントでベスト8まで残れるようになってきた」
「俺の打撃、まだ5やからな」

なんかよく分かりませんが、サッカーチームを作り、選手の集め、チーム力を高め、オンラインで戦い勝敗を決めるというゲームがあるようです。
同じような種類の格闘ゲームもあるようで、大の大人があーでもないこーでもないと真剣に話をしています。

いつも思うのですが、ゲームというのはリアルではなくバーチャルな世界の話です。
子供によく言うのですが、

「ゲームで高得点とったら、成績上がるんか」

答えられる訳がありません。
まあ、その過程が面白いのでしょう。
なんとなく分からないでもありませんが、

「そんなゲームに時間をかける暇があるなら本でも読んで欲しい」

というのが親心です。

「欲しい本があるなら、お父さん何でも買ってあげるよ」

というと、ゲームの攻略本が欲しい、と言う始末。
なんというか、不安になってきます。

ゲームのやり過ぎは「ゲーム脳」になり良くないとか、逆に脳の活性化に繋がり強ちマイナスばかりでもないとか・・・
いろんなことが言われていますが、結局享楽に弱いのが人間ですので、つい走ってしまう気持を引き留めるのは難しいということです。

私はゲームはおろか、麻雀、パチンコ、ゴルフ、一切やりません。
やるのは飲酒、お酒は大好きです。

昔の大学時代。
アルバイト先で2つほど年上の綺麗なお姉さんがいました。
スタイル抜群で、250CCの中型バイクでバイト先に来ていました。
ヘルメットを取ると、流れ落ちるようにさらさらの茶髪・・・
ちょっとヤンキーっぽいところがまた魅力的な凄い美人でした。

そのお姉さんに同じ話をしたとき、

「しょーむなーい」

とばっさり切り捨てられた記憶があります。
全く想像もしていなかった反応をされ、きょとんとしながらもその時思ったのは、

「遊んでいる方がモテるんか」

ということです。
確かにその時も今も、私は大して面白い男では無いんだろうと思います。
しかし、他人の評価を気にして自分のスタイルを変えることは、もっとしょーむないことだと今は思います。

今の我が子達にこれが分かるか?

モテたいと思ってゲームをしている訳では無いとは思います。
しかしなんというか・・・
ゲームばかりに若い時分から付き合っていると、薄っぺらい人間になってしまうような気がします。
リアルな人間関係とは程遠い世界の遊びだと思うからです。
適度に付き合う程度であればいいんですが。

要はゲームよりもっと楽しいと思えるものがあれば良いんだと思うんです。
今は子供でもスマホという「おもちゃ」を持てる時代になりました。
その大きな画面でやることとすれば・・・

電子書籍を精読することより、やっぱり手っ取り早く楽しめるゲームや音楽鑑賞なのでしょう。

それよりも何よりも、まず妻にポコパンを辞めさせたいのですが。
昔のように本を読んで欲しい。
まあ、一時の気の迷いだと思いますが。
親がゲームにはまっていて、子供に「ゲームよりも今は勉強でしょ」とは言えないでしょ。

しかしなかなか言いにくい。
家事全般を押しつけた上、仕事もこなしてくれる妻を残して私はベトナムに長期出張をしている手前もありますので。

「息抜きくらいさせてよ、なんなら子供たちに家の手伝いさせるよう言ってよね」

全く想像もしていなかった反応をされそうです。
やぶ蛇か・・・

海外出張者として、妻が元気で家を守ってくれているのが何より助かります。
お母さんは太陽。
でポコパンは・・・一服の清涼剤。

だったら、まあいいか。


コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です