新人文学賞を狙う

作家になる為のもっとも確実な方法は、各出版社が創設している「新人賞」を取ることだと思う。
今でこそネット小説など、自由に書いている若い作家さんがたくさんおられるようですが、やはり時間をかけて創作した小説を、文壇の方々に評価をしてもらうこと、これに尽きると思うんです。

特に新人賞というものは、作品の評価は勿論ですが同時に「作家の発掘」を主眼としている要素が強いんです。
従って、まずは出版社の「お眼鏡に叶いお墨付きをもらう」ことで、順調な作家生活のスタートを切りたいと誰しも思うわけです。

特に、「五大文芸誌」が主催している以下の新人賞を目指すのが売れっ子作家への定石だと言えます。
新人賞名と主催する出版会社名、今までの開催回数をご紹介します。

どれも大手出版社が主催する、有名な「新人賞」です。
私にしてみれば、どれも目指すに高い難関ハードルだと言えます。
しかし毎年誰かが選ばれるんです。
チャンスはあるはずです。

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吉村昭さんの「星への旅」を読んで

「いきなり長編小説にチャレンジするよりも、一文一文勝負の短編小説から入った方がまだ書きやすいだろう」

特に根拠は無い。
自分で何となくそう思うだけだ。

そんな思いから、今短編集を読んでいる。
もちろん「この人は」と思える作家の短編集だ。

小説の審査委員の方々の言葉をネットで拾っていると、「文章表現を重視する」という方が多い。
あと、「読者からお金を取るに足りるだけの価値があるか」という意見。

当たり前だ。

小説を買っていただき、なお且つ固定の読者になってもらえる為に一生懸命書くわけだ。
それくらいは分かる。

その上で思うことは、万人受けする小説家にはなかなかなれないと思うが、「つまらない」とは絶対言われたくない、ということ。
せいぜい、

「よく書けていると思うけど、なんとなく好かないな」

くらいで留めておいてもらいたい、これは書き手側のエゴだが。
どこのBook Offにもよく見かける「常連本」にもなりたくない。
もし見かけてしまったら、相当ショックだろうと思う。

今まで長編ものを多く読んできた。
初めて読む作家の作品は決まって「一番の長編もの」を選ぶ。
理由は、

「作家にとって一番の長編作品は力作なはず」

という私の勝手な判断だ。
力作だから面白いはずだと。

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吉村昭さんの「仮釈放」を読んで

吉村昭さんの作品を読むと、いつも城山三郎さんを思い出す。
フィクションの匂いをそぎ落とした、あくまでも事実を積み重ねていくあの語り口。
今も私の中でノンフィクションの最高傑作は、城山三郎さんの「落日燃ゆ (新潮文庫)」だ。

史実を忠実に表現するために、自身が納得するまで取材を繰り返す。
城山三郎さんも今回ご紹介する吉村昭さんも同じスタンスだ。

主人公の口を通して語られる話に、独断的な要素はほとんど無い。
書き手の主観を殺して、登場人物と共に広がる光景、出来事、それを受けてどう感じたのか、が緻密に語られる。
主人公が置かれている時代、その当時の世相が信じられないくらいきめ細かく描写されている。
読み進めながら、自分も登場人物と肩を並べて歩いているような気になる。

そして事実の積み重ねにもかかわらず、読後に味わうあの深い感動。
これを味わうと、下手なフィクション作品など読めなくなる。 続きを読む 吉村昭さんの「仮釈放」を読んで

10年越しの大作より、明日の短編作品を

小説家になろうと思い、このブログを立ち上げたのが2013年12月18日。
あれからもう4ヶ月半が経つ。

一向に物語を書く体制にならない。

よしもとばななさん曰く、

「一日書かなければ取り戻すのに丸一日かかる」

来る日も来る日も反復練習のように文章を書き続けることが、物書きになる一番の近道だということはわかる。
しかし、出来ていない。
書いているペースは「小説家になれないペース」であることはまず間違い無い。

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「エンディングノート」について

「エンディングノート」というものがあることを知りました。
私の会社の女性事務員さんのお母さんが、今抗がん剤治療を受けておられます。
今日その事務員さんの口から、

「もしもの時の為にエンディングノートを買おうかと思って」

初めて耳にした「エンディングノート」。

【商品名】コクヨ エンディングノート もしもの時に役立つノート B5 LES-E101
【値段】927円

なんとなく状況から判断するに、

「死期を迎える際の備忘記録を記すノートのことか」

そんな風に考えたのですが、よくよく聞いてみるとそう重たく受け止めるようなものではなく、急な入院が考えられる当の本人が、世話をしてくれる家族や友人向けに様々な事を記録しておくことで「困った」をなくす記録簿ノートのことです。 続きを読む 「エンディングノート」について

男が独立をするということ

ベトナムで仕事をしていたとき、何人かの友人から

「そろそろ独立しないんですか」

と会う度に言われていました。
もう私も50歳の手前、アラフィフです。
たまにベトナムから日本に帰ってきて、近所の知り合いと廊下ですれ違うと、

「なんと老け顔になって」

と驚きますが、相手も同じように思われているんだろうと思うと、やるせない気持になってきます。

「もうここらが最後のチャンスですよ、独立の」

半分面白がって煽られます。
今やっている仕事を一人で独立してやればいいのでは、というのが友人皆の意見です。 続きを読む 男が独立をするということ

ゲームにハマる妻の話

私はゲームが嫌いです。
今までほとんどしたことがなく、ずっと避けてきています。
なんと言いますか、ゲームに熟達したのちに何が待っているのか、全く見えないからですね。
私にとって単なる時間の無駄使いでしかありません。

ゲームというものを一番最初に目にしたのは、昔小学校時代に銭湯にあったピンボールです。
女湯の母と姉を待つ間、何度か親父にせがんでやったことがあります。 続きを読む ゲームにハマる妻の話

母とおはぎ

これは私が小学生の時のお話です。

両親が別居をしており、私と姉は物心をついたころから母親の女手一つで育てられました。
大阪市内の狭い文化住宅が私達親子3人の住まいでした。

時々別居している父親のワンルームマンションに、下着類や母の手作り総菜などを持って行き来するのは私の役目でした。
なぜ父親が別居していたのか、改まって聞いたことはありませんが、設備屋の自営業をしていた父親の仕事が不安定だったことが、その原因になっていたように思います。

家にお金を入れられない

父親としてこれ以上不甲斐ないことはありません。
父親として、男としての矜持を保つには、別居という選択枝しか思い浮かばなかったのかもしれません。

女手一つで私達育ち盛りの2人の子供を育てる。
そのために母は日に2つの仕事をこなさなければなりませんでした。 続きを読む 母とおはぎ

ヒューマンドラマを描くにはどんな素養が必要なんだろう

いろんな本の分野があります。

純愛小説、歴史小説、冒険活劇、推理サスペンス・・・

これから作家を目指す私にとって、何が得意分野なのかなど、書いてみないと分からないのが本音です。
書けるのかどうかも、今の私には分かりません。
また、書く前から自分の作家として「立ち位置」を限定してしまうことも、あまり意味が無いことだと感じています。

間違い無くはっきりと言えることは、

「書きたいと思う物語を書く」

当たり前ですが、これが何より大切かと思うんです。
もっと自分の本音を明確に表現するならば、

「ヒューマンドラマを書きたい」

これです。
ジャンルに関係無く「人が懸命に生きようとする物語」を書きたい。 続きを読む ヒューマンドラマを描くにはどんな素養が必要なんだろう

「オンラインストレージサービス」について

作家を目指す者が「オンラインストレージサービス」の話を書くというのも、関連性の無い記事でどうかなと思いましたが、いろんな情報を分類・整理して安全に保管する知識はこれからは必須かと思い、今私が使っているストレージサービスを中心にその特徴をまとめてみました。
半分は自分自身の「備忘記録」として残しておくつもりで書かせていただきます。 続きを読む 「オンラインストレージサービス」について